2017/01/09 23:18

年末年始に実家に帰省した時のことです。

「そういえば、私が上京したきっかけは何だっけ?」

 

都内の会社に就職したのが上京の理由なんですが。

でも、なぜ私はその会社を選んだのか?

そう思って思い出したのは、ステファンでした。

「京都に住んでたカナダ人のイケメン君。彼に頻繁に会う為に、実家を出る必要があったんだった。」

↑(ちょっと似ている)
 

知人の知人だった彼に一目ぼれしてしまった青いワタシ。(若かったなあ)

京都で仕事をしている彼に会う為に、友達の家に泊まりに行くと親に嘘ついて新幹線で数時間。

両親はわりと堅い人たちなんで、どこに泊まるのかを報告しなきゃならなかったんです。

携帯もそれほど普及してなかった当時、泊まってることになってる友人宅に親が電話しても誤魔化してもらえるようにアリバイ作りをしつつ、京都に足繁く通ってました。(若かったなあ)

 

そんなこんなで京都で暮らそうと思い、某企業の関西支社の募集に応募。

ところが、待てど暮らせど関西支社からは連絡は来ず、念の為に関東の本社にも履歴書を送ったところ、面接の結果、関東本社で採用されました。

本社での採用が決まった直後に、関西支社から面接の案内が届き

その時にわかったんですが、その会社は、支社ごとに運営が分離してたので、本社採用された社員が他支社に移動することは無かったんですね。

「ああもう少し早く関西支社が面接連絡してくれてたら、関東採用を辞退してたのに…(T_T)。」

泣く泣く上京。

 

「ともあれ、親元を離れたら、お泊まりは自由だい(ω)

何度か関東京都の週末を過ごしました(ほんと、若かったなあ)。

 

・・・ここまで書いてて再認識したけど、ステファンの記憶は、もうかなり薄いんですよね。

 

京都で彼に会って、私たちは何を話したんだっけ?どこに行ったんだっけ?あの人、どっちにエクボが出来てた?

考えてみたら、私が彼に会いに行くことはあっても、彼の方から私を訪ねてくることは無かったわけで・・・。

結局その後フェードアウトし、写真は残ってるけど、敢えて見直すことも殆どないですね。

 

 

2017年の現在、今では友人知人の数も、故郷より関東の方が全然多くなりました。

 

「私の運命の分岐点にいた人は誰?」

 

と考えるとき、それでも、それはあのステファンなんだと思うと、人生の節目節目って、結構、他愛ないきっかけなんだなと思います。

 

あの時、ステファンに会ってなくて、故郷で就職していたかもしれない私。

関西支社の採用にタイミングが合い、京都で生活していたかもしれない私。

 

運命の枝は、色んなきっかけで変わっていくんですね。

他の選択をしてたらどうなっていたか?どんな運命を進んでいたのか?

ちょっと見てみたくなります。