2017/01/16 01:12
物騒な(?)タイトルですが(^_^;)。
現代の人なら、
「なんじゃそりゃ?いつの時代だよ?」
って思うでしょうね。
アイドルも、当たり前みたいに”元カレ”の話をするし、高校生なら付き合ってる人がいてもごく普通な現在ですが。
でも、昭和の終わりには、まだ“そういう考え”ってあったのを覚えてます。
笑っちゃうけど、70年代のアイドルに対するファンの頭の中には、
「ブリッ子(死語)してるけど、こいつ、ほんとはとっくに処女じゃないんだよな。」
ていう暗黙の了解があったんです。
ひっくり返せば、
”アイドルなんだから、本来ならば処女じゃなきゃ。”
っていう考え方があったわけですよ。
そんな世の中が、いつ、”未婚の非処女たち”を認めざるを得ないようになったのでしょうか?
ここでひとつ、私が覚えていること。
1978年に読んだ、ある若い女の子向けの雑誌。
そこには読者からの悩み相談コーナーがありました。
『今、結婚したい男性がいます。でも実は私、処女じゃないんです。
そのことが彼にバレてしまったらどうしようと思って・・・。
私は一生この罪悪感抱えていかなきゃならないんでしょうか? ○○子 23歳』
みたいな内容で、学生だった私は、読んでてムカついたのを覚えてます。
「なんで女だけこんな不当な扱いを受けるわけ?”罪悪感”ってなんだよ?そんな世界にこれから数年後に出て行かなきゃならないのかな?」
みたいな。
そして6年後の1984年。
同じ雑誌の悩みコーナーで、やはり23歳になる女性からの悩みがありました。
『私、いい年してまだ処女なんです。まわりからは結構からかわれてます。
見た目も性格もそんなに悪くないと思ってるんですが。
色気がなさすぎなんでしょうか? ✩✩美 23歳』
みたいな。
この時差、たったの6年です。
6年前の23歳女性は、未婚の非処女である事で世間に顔向けができないと悩み、
6年後の23歳女性は、その年齢で未だ処女である自分が、まわりから笑われてることを悩んでた。
有史以来、これほどのコペルニクス的展開が、これほどの短期間で起きた例は無かったんじゃないですか?
この6年の間に、何が起きたのでしょう?
続く