2017/01/25 07:16
←《パンドラの箱》
◇1978年 : 23歳。バージンじゃない私。これがバレたらお嫁に行けない…。
◇1984年 : 23にもなって、まだバージンな私!仲間内じゃ私だけ…。
この間に何かがあったってことですよね?
80年代といえば、バブル期。
「ならば、やっぱりバブルの影響か?」
となりそうですが、私が覚えているあの変化は、バブルより微妙に前でした。
その間に世間が注目していたのは何?
思い出したのは、1981年に始まった漫才ブームです。
【漫才ブーム(まんざいブーム)は、演芸界において、1980年 - 1982年のごく短い期間に漫才がさまざまなメディアを席巻し、またメディアに消費された一大ムーブメントである。
Wikipediaより抜粋】
漫才ブーム。
日本人は煽られやすい性格を持ってるんですね。
あの当時は、それこそ江戸末期の”ええじゃないか”の如く、日本全国の若い世代が漫才に飛びつきました。みんなが観てて、真似していた人も多かったです。
顔が普通でも、背が高くなくても、笑いが取れたら女の子にモテたので、それが爆発的に流行った理由の一つなんでしょう。
当時学生だった私がアルバイトしてた広告代理店でも、前の日に観た漫才ネタはよく話題になってました。
その事務所の責任者の方がこう言ったのです。
「あれも国が仕掛けた洗脳だね。」
「70年代に起こった大学紛争みたいなのを若い世代に起こさせない為に、国民が政治を考える事を国がそらしてるんだ。」
そう言った責任者さんは、学生時代に紛争に参加してバリケード作って建物占拠して警察につかまったこともあったとか。日本の若者にも熱い時代があったんですね。
”ダサい”
って言葉が生まれたのもあの漫才ブーム時代。
政治や時事問題に関心を持ってマジになってる人を”ダサい”と笑い、それまでの古い考え方を茶化す風潮が生まれました。
そういうわけで
”女は貞淑であるべき”
っていう考えも、”前時代の考えの中の一つ”ということになったのでしょう。そんな古臭い考えを声高に発言したら、まわりからどんな反応が帰ってくるか…。
おそらく男性からしたら、”うっかり開けちゃったパンドラの箱”。
女性からしたら、”どさくさに紛れてだけど、ちゃっかり勝ち取った自由への一歩”。
まあこれらは全て私の考えですが。
時代は移り、バブルを経て今の長い不況時代になりましたが、一旦変わった考えは、そのまま定着しています。
政治や国を真面目に考える風潮は、おかげさまで現在の国民の中にはあまり無いように感じますが(笑)、それも起こるべくして起きたという事で…。
おお!そう言ってたらもうこんな時間!
仕事にいく準備せねば。
ではまた!!